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夕暮れの
フライングめく
夏灯

サイダーのように言葉が沸き上がる より

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投稿者:みにもや

投稿者コメント

推し映画「サイダーのように言葉が沸き上がる」に出てくる俳句.
この映画ストーリー自体はすごい地味ではあるけど,それを補って余りある魅力がある.
例えば,舞台が地方のショッピングモールでしかもその中にあるデイサービスが話の軸という渋さ.
そんな地味でローカルな舞台設定とは裏腹にバチバチに派手な色彩がサイダーのような清涼感を感じさせる.
それぞれ,コンプレックスを持っている男女がなんやかんや結ばれるよという王道のボーイミーツガールものなんだけどそれだけで終わらないのがこの作品の良さ.
デイサービスにいる認知症のおじいちゃんが探すレコードが話のキーになってくるんだけど,この要素のおかげで,老人ものに弱い人は大体泣く.
ちなみに,漫画版もあって映画本編では語られなかったこのおじいちゃんの話が見られるので,映画の補足としてはすごいおすすめ.
ただ,漫画版読んだとき,映画版ほどの感動がないなぁ…となったので,やっぱりこの作品の真の魅力は色彩と音楽が作る空気感なんだなと改めて気づいた.
「夜明け告げるルーの歌」好きな人には絶対おすすめ.

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